省電力 サブシステム
近年のSoCの高機能化・大規模化によって、“省電力モード”を実現することが、必要不可欠なものになっています。例えばネットワーク機能を中心に最低限のインタフェースを残して、その他すべてを省電力状態で待機させるネットワークスタンバイモード、更にサブシステムだけを稼働させるスリープモードなど、実装形態はさまざまです。当社では、これらの要望に応える省電力サブシステムを提供します。
機能概要
省電力サブシステムは、Armマイコンおよび最小限の周辺IP、RAMなどで構成されるシステムで、メインシステムとは異なるシステムとして動作します。このサブシステムがメインシステムと独立して動作することにより、次の機能を実現できます。
- [省電力 サブシステムの機能]
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- メインシステムからサブシステムへの指示による省電力モード遷移と復帰
- サブシステムのみ稼働させるスリープモードの実現
- パワーオン、パワーオフシーケンスの統合
- [サブシステム導入支援サービス]
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- メインシステム ←→ サブシステムのシステム省電力シーケンス検討支援
- メインシステム スリープ、復帰シナリオのソフト設計支援
- サブシステム電源制御設計支援など
ネットワーク待機応答機能
ネットワーク待機応答機能とは、システムスタンバイ時に、メインシステムが完全に休止している状態でサブシステムがネットワークの代行処理を行う機能です。また、下記機能も加えてサポートします。
- [サポート機能]
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- メインシステムで処理が必要なパケットを受信した場合に、メインシステムWake-upをアシストする機能
- メインシステムWake-up後、通常状態でパケット処理を加速するアクセラレーション機能