仕事とプライベートをはっきり分けて
どちらも全力で取り組む
LSI設計開発統括部 テスト設計部 第二設計課
2007年入社※記事内容および社員所属情報は取材当時のものです。

現在の業務内容は?

私が所属するLSI設計開発統括部は、ASICやASSPといったLSIの開発をしています。民生品用途から特殊用途向けまで、お客様から依頼を受けて、その仕様を実現するべく回路のレイアウト業務を行っていますが、製造したLSIの品質を保証するためには出荷テストが欠かせません。その出荷テストにおいて必要となるテスト回路・パターンを、DFT(Design for Testability/テスト容易化設計)という技術を用いながら作成し、テスト回路設計・検証するのが私の主な業務です。

仕事のやりがいは?

テスト回路の設計・検証は、どちらかといえば裏方の仕事と言えるかもしれません。ただし、お客様に不良品が渡ってしまうことを食い止める、とても大切な業務だと感じています。最近はLSIの微細化、複雑化が進み、不具合に対する専門性も上がっていますから、故障を見つけるための回路設計・検証も進化していく必要があります。そこにやりがいを感じますし、私たちが開発した製品についてお客様から感謝の言葉をいただいたときや、実際にさまざまな機器として売り出されている姿を見ると、格別にうれしいものがあります。

これまでに一番達成感を感じた瞬間は?

入社して7年目で、当時の最先端テクノロジーを用いたASICを開発するプロジェクトに参画し、テスト設計関連のチームリーダーとして、新規の設計技術を取り入れたテスト回路設計・検証を担当しました。新技術に関しては試行錯誤の連続でしたが、先輩・後輩のメンバーとともに知恵を出し合いながら、何とかASIC開発を完了できたときは達成感を感じました。

仕事とプライベートについての考えは?

私のモットーは、仕事とプライベートをきっちり分けたうえで、どちらも全力で取り組むということ。仕事を家に持ち帰ることはほとんどありませんが、職場への行き帰りは仕事のアイデアを思いつくことが多く、良いアイデアが生まれたときは翌日の作業にしっかり反映させていきます。また、毎週末には、同僚や先輩、社外の友人とフットサルをやっています。学生時代はラグビーとバスケットボールを経験し、社会人になってからはサッカーとフットサルサークルに所属していました。今は社内サークルこそありませんが、後輩にも声をかけて、良い交流の機会になっていると思います。

後輩社員に接するときに意識していることは?

リーダーとして後輩に指導する立場になりましたが、大切だと感じるのは、新人でも経験のある社員でも、知っていることや考えに相違があることを理解すること。新人に限らず、あたかも知っているような前提で話を進めてしまうと、お互いの理解に齟齬が生まれてしまう恐れがあります。同じ方向を向いてプロジェクトを進めていくためには、意識のギャップをいかに埋めるかが重要だと考えています。その点、私たちの職場は上司も含めて気軽に話せるような環境で、年齢や部署の垣根を超えてコミュニケーションできる、風通しの良い環境だと思います。

ある一日のスケジュール

08:30 出社、メールチェックや1日のスケジュール確認
09:00 チーム間の課題共有のため、打ち合わせを実施し、各チームで発生している課題などを共有・検討する
10:00 開発中のプロジェクトの回路設計やテスト回路仕様の検討
12:15 ランチ
13:00 チーム内で打ち合わせを実施し、開発中のプロジェクトの進捗確認や課題・対策を共有する
14:00 打ち合わせで決まったことをもとに、引き続き開発作業に取り組む
19:00 その日の作業に目処を立て、明日以降の作業を確認したうえで帰宅