テスト設計開発・デバイス評価
エンジニア

SoCの複雑化・大規模化に伴い、製品品質にダイレクトな影響を及ぼすテスト技術は、近年非常に重要度を増しています。
ひと口にテストといっても、回路設計から開発全般、試作、量産とその範囲は多岐に渡ります。テスト技術で製品の価値が決まるといっても過言ではなく、SoCを正しく動作させその性能を発揮させるための要となる領域です。お客様の要望に応える製品品質を実現するため、各チームが連携しながら日々業務を推進しています。

[1.テスト設計]

SoCのテスト開発全体を設計し、推進する部門です。新製品の品質・性能を確保するためのテスト戦略・仕様開発をはじめ、製品試験・評価のためのテスト開発環境構築、テストプログラム開発を行います。
また、新製品の評価を行うとともに、製品納入や量産化に向けた技術開発、製品の開発期間短縮、高品質、低コスト化に向けた各種業務を推進しています。

[2.DFT(回路設計)]

SoCのDFT(Design for Test:検査専用の回路設計)業務を推進する部門です。DFTはSoCの品質を確保するためのキー技術であり、テスト戦略・仕様検討をはじめ、DFT回路設計、回路実装(Logic-SCAN、Memory-BIST、IP-DFT)、さらには試験用テストパターン生成・検証業務などを行っています。

[3.テスト技術(試作・量産)]

世界トップクラスの製造パートナーと密接な技術協力関係を築き、最先端のテスト技術を実現します。品質だけでなく、コスト・供給の点でもお客様に満足いただけるようなテスト技術を開発・提供することがミッションです。
テスト設計でデザインした内容に沿って、テストのためのツール(テスタ、評価ボード、テストプログラムなど)の選定・開発(要素技術の開発を含む)、ツールを使った試作品・量産品のテストなどを主に担います。

[4.デバイス評価業務(量産)]

半導体デバイス(トランジスタなど)の特性評価、回路評価、国内外のファンドリと製造工程改善、歩留改善の推進、故障解析技術の開発、先端製造技術のリサーチなどを行い、製造技術の観点から原価改善を推進しています。
なお、生産された製品そのものを評価するため、実際の製品に触れる機会が多い職種です。

特に活かせる専攻

電気・電子、情報処理、物理・物性、数学

活かせる経験とスキル

[1.テスト設計]、[2.DFT(回路設計)]

半導体の知識を保有していることが望ましい。

[3.テスト技術(試作・量産)]、[4.デバイス評価業務(量産)]

電気電⼦⼯学、半導体物性などの基礎的な知識

ソフトウェア(プログラミング)の基礎的な知識

関連する経験とスキル

[1.テスト設計]、[2.DFT(回路設計)]

半導体、電気電子回路の基礎知識

半導体デジタル設計・論理設計の基礎知識

半導体デバイスの基礎知識

半導体のテストに関する基礎知識

ソフトウェア(プログラミング)の基礎知識

語学力(英語、中国語)

[3.テスト技術(試作・量産)]

LSIテスターなどの半導体装置を動作させるためのC/C++などのプログラミングの知識

電気回路の知識

⽣産技術、製造技術、モノづくりの基礎的な知識

[4.デバイス評価業務(量産)]

各種測定、評価・解析技術の経験

統計学、機械学習の知識

⽣産技術、製造技術、モノづくりの基礎的な知識

勤務予定地

[1.テスト設計]、[2.DFT(回路設計)]
新横浜本社、京都事業所、⾼蔵寺事業所

[3.テスト技術(試作・量産)]
新横浜本社、京都事業所、⾼蔵寺事業所

[4.デバイス評価業務(量産)]
新横浜本社、⾼蔵寺事業所